2008年12月20日土曜日

第12回研究会のご報告

2007年以降、反貧困運動が広がっています。その中心的な役割を担っている反貧困ネットワークは、労働運動の潮流を超えているだけではなく、これまで連携することはまったくなかったといってもいい障がい者団体やシングルマザーの団体、ホームレス支援の団体などから参加した個人が「反貧困」という一つの目標をもって集まっています。

11月15日の第12回研究会では、反貧困ネットワークを構想し、現在は事務局長を務めている湯浅誠さんに報告をお願いしました。湯浅さんは、1990年代初めごろからホームレス支援の運動にかかわり、その後、生活困窮者の支援運動に足場を移し、NPO「自立生活サポートセンター・もやい」の事務局長として活動されています。今回の研究会では、現在、広がっている貧困への解決にむけた運動課題、労働運動との連携などを報告いただき、議論しました。

なお、湯浅さんの内容は雑誌『労働法律旬報』に掲載しました。以下からダウンロードできます。

湯浅誠「労働運動と社会保障運動が再び手をつなぐ時がやって来た:貧困の現状と反貧困運動」〔『労働法律旬報』1696号(2009年5月25日発行)掲載〕

関係リンク
NPO自立生活サポートセンター・もやいのウェブサイト
http://www.moyai.net/
反貧困ネットワークのウェブサイト
http://www.k5.dion.ne.jp/~hinky/